【転職とFIRE】勝つ職務経歴書・履歴書の書き方(自己PRは不要か)

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勝つ職務経歴書・履歴書の書き方(自己PRは不要か)

こんにちは、はいぶりです。

以前、転職活動について以下の2つの記事を投稿したところ多くの反響をいただきました。転職を検討していて、まだこちらを見ていない人は必見の内容になっていると思いますので、ぜひ一読いただければと思います。

失敗しない転職活動の進め方(準備・実行8つのステップ公開)

信頼できるエージェントの選び方(5つのチェックリスト付)

その上で、今回は職務経歴書・履歴書の書き方について話したいと思います。

意外に思われることが多いのですが、転職活動における書類選考の通過率はあまり高くありません。当然その人のスキルや経験、応募企業や職種、応募時期等によりマチマチなのですが、全てを平均すると書類選考の通過率は20%程度ではないでしょうか。

今回はその書類選考を突破するための職務経歴書・履歴書の書き方について話します。

まず職務経歴書・履歴書のフォーマットですが、DODAの下記のテンプレートが良いと思います。シンプルで見やすく整理しやすいものです。特に職務経歴書は業種・職種ごとのサンプルがあり、自分に合ったサンプルを利用することができます。

職務経歴書のテンプレート

履歴書のテンプレート

勝つ職務経歴書の最重要ポイントと書き方

職務経歴書の中で最も重要なパートはどこか?

それはズバリ「職務要約」と「活かせる経験・知識・技術」です。

なぜか?

イメージしてください。

企業の規模によりますが、通常数名のポジションに数十名、場合によっては数百名の応募者がいます。あなたはそんなライバル達に勝ち抜いていかなければなりません。採用担当者からすると数十名、数百名の職務経歴書を端から端まで詳細まで読み込むということをする余裕はありません。

パッ、パッと見て、「あ、この人、いいかも」と思った時に初めて職務経歴書の詳細を読み込んでいくのです。

ですから、職務経歴書を開いてはじめに見る「職務要約」と「活かせる経験・知識・技術」が最も重要なのです。

上記フォーマットでは「活かせる経験・知識・技術」が職務経歴書の下の方に記載されていますが、重要なパートとなりますので、「職務要約」のすぐ下に持ってきてください。

それでは、「職務要約」と「活かせる経験・知識・技術」はどのように書けば良いのでしょうか。

答えは応募企業の求人票にあります。

求人票には職務内容や応募資格の必須要件・歓迎要件等が記載されています。この応募資格の必須要件と歓迎要件にマッチさせるように「職務要約」と「活かせる経験・知識・技術」を書くのです。

採用担当者の頭の中には採用したい人の人物像があります。それを求人票の応募資格の必須要件・歓迎要件に表しているのです。

パッと見た瞬間に「職務要約」と「活かせる経験・知識・技術」が目に入り、その内容が必須要件・歓迎要件にマッチしていれば書類選考の通過率はぐっと高まります。

「活かせる経験・知識・技術」は箇条書きで分かりやすく表現し、「職務要約」は時系列に書きながらも求められる人物像(活かせる経験・知識・技術)を意識しながら書きます。

よく自分は必須要件を満たしていないので応募できないと思っている人もいます。

必ずしもそんなことはありません。必須要件そのものは満たしていなくても、それに近しい経験やスキルがあればそれを「職務要約」と「活かせる経験・知識・技術」に書けば良いのです。ただし、嘘は禁物です。

以上のように「職務要約」と「活かせる経験・知識・技術」が最も重要なパートですので、十分に時間をかけながら言葉を洗練させていってください。

職務経歴書の自己PRは不要か

続いては、職務経歴書の「職務経歴詳細」です。

こちらは「職務要約」と「活かせる経験・知識・技術」の内容を軸に、各業務の詳細を記述していってください。その際にできる限り、具体的に(技術者であれば技術用語も含め)、定量的に表現してください。

採用担当者は、みなさんが自分の会社でも活躍できる人材か、その再現性も見ています。一つのプロジェクトで成功したからといって自分の会社で活躍できる人かは判断できません。環境や状況の異なるプロジェクト等で繰り返し成果を出している人を採用したいのです。このように再現性の観点も意識しながら記述されると良いと思います。

資格は保有している資格を記述すれば良いです。

ただし、中には大量の資格を保有している人がいます。そういう人は応募する会社の業種や職種に関係するものを選定して記述しましょう。ポジションにマッチした人かどうかぼやけて見えてしまうためです。

最後に自己PRです。

自己PRは不要ではありませんが、あまり重視している会社は多くありません。なぜなら各応募者が似たようなことを書いていて差別化にならないからです。主に、以下に関する自己PRをする人が多いですが、似たような内容になることが多いです。

・調整力
・主体性
・リーダーシップ
・コミュニケーション力
・提案力
・交渉力
・信頼関係構築力
・設計力
・マネジメント力
・気合、根性

勝つ履歴書のチェックポイントと書き方

続いて、履歴書です。

履歴書は労力・時間をかけても改善できる領域があまり多くありません。

主に下記のチェックポイントを満たしていれば良いと思います。

◻︎写真のピントはずれていないか
◻︎写真の表情(にこやかに)、髪型、服装に清潔感はあるか
◻︎年齢は現在の年齢になっているか(古い履歴書をそのまま使っていないか)
◻︎学歴は中学以前のものは不要(中高一貫校の人は中学も記載)
◻︎職歴は漏れなく記述しているか
◻︎学歴・職歴の各内容の年月は正しく記述しているか

加えて、一点補足します。

転職回数の多い人は、残念ながら一般的にはあまり良い印象ではありません。

職歴に各社での肩書きや職務内容を一部記述している人もいますが、履歴書に多くの文章を書いているとその分文字数が多くなり、必要以上に転職回数の多い印象を持たれてしまう可能性があります。そのため、転職回数の多い人は「○○株式会社 入社」「○○株式会社 退職」だけ記述すれば良いです。

以上となります。いかがでしたでしょうか。上記のガイドに則って職務経歴書・履歴書を書けば、書類選考の通過率をぐっと高めることができると思います。

以下の記事も合わせて確認すれば準備万端かと思います。

失敗しない転職活動の進め方(準備・実行8つのステップ公開)

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みなさんの転職活動が成功されることを祈念しています。

今日もありがとうございました!

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